「脳は、悪いことに敏感なんです。」

「どうしてこの子は、ネガティブなことばかり気にするんだろう?」
「ちょっと注意しただけなのに、すごく落ち込んでしまう…」

そんなふうに、子どもの“気にしすぎ”や“落ち込みやすさ”に戸惑ったことはありませんか?

それはもしかすると――脳の「ネガティブバイアス」が関係しているのかもしれません。

ネガティブバイアスとは、
脳が「悪いこと」に対して、より強く・早く反応するという性質のこと。

これは進化の中で身につけた、大切な生存本能です。だって昔の人間にとって、
「美しい景色」よりも、「危険な音」「敵の影」にすばやく気づけたほうが、生き残れたから。

その名残は、現代の私たちの脳にも残っています。そしてもちろん、子どもの脳にも。

だから、叱られた言葉や、イヤだった場面は、
「できたね!」のほめ言葉よりも、何倍も強く心に残ってしまうことがあるのです。

だからこそ――
私たち親ができるのは、意識的に“ポジティブ”を丁寧に届けてあげること。

  • 「ちゃんと話を聞こうとしてたね」
  • 「今日は前よりずっと落ち着いてたよ」
  • 「うまくいかなかったけど、最後まで向き合ったね」

小さなことでも、“できたこと”を拾って言葉にする。

そうすることで、脳の中に、「ポジティブの貯金」が少しずつたまっていきます。

ネガティブを感じやすいのは、心が弱いからじゃない。
脳がそうつくられているからこそ、支えがいる。

「うれしかったこと」「楽しかったこと」
そんな記憶が心に残っていくように――
今日も、ひとつやさしい言葉をかけてあげましょう。

こうした「脳の仕組み」を知ることで、子どもの行動や気持ちがより深く理解できるようになります。

そして実は――
この“脳の仕組みを知ること”は、子育てだけでなく、ビジネスにおいても非常に重要なカギになるのです。

たとえば、「相手がどうしてそう考えるのか」「なぜ、うまく伝わらないのか」「どうすれば創造的な発想が生まれるのか」――
それらのヒントは、脳とAIのメカニズム、そして“ストーリー”の力にあります。

そんな脳の働きとAIの理解を深め、ストーリー創作を通してビジネスでの対話力・発想力を高めていく――
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