ホーム脳のクセシリーズ「この人、きっと〇〇なタイプ」って、思ってたけど… 「この人、きっと〇〇なタイプ」って、思ってたけど…By HEARTSHEART Labo / 2025年7月10日 「この人、おしゃべりそうだなあ」初対面の相手を前に、私はそう思った。明るめの服に、テンション高めの挨拶。テンポの速い話し方。これはもう、おしゃべりタイプ確定だ——そんなふうに勝手に“ラベル”を貼っていた。でも、実際に話してみると驚いた。相手は、私の話をじっくり聞いてくれて、言葉を挟むタイミングも絶妙。むしろ、話しやすさでいえば、ここ最近で一番だったかもしれない。「あれ? 思ってたのと全然ちがう…」そのとき、自分の中にあった“思い込み”に気づいた。そしてふと思い出したのが、「認知バイアス」という言葉。人間の脳は、限られた情報の中で効率よく判断するために、知らず知らずのうちに「こうに違いない」と決めつけるクセを持っているらしい。見た目、声のトーン、ちょっとした動き。そこから私の脳は、これまでの経験と結びつけて「たぶんこういう人」と、瞬時に結論を出していた。そのスピードはすごいけれど、正確とは限らない。でも、それに気づけたことが、なんだか嬉しかった。バイアスに気づいたとき、世界がちょっと広がった気がしたから。人は、思っているより「見たいように見ている」もの。でも、そこに気づければ、「見えていなかったもの」にも出会えるのかもしれない。思い込みのフィルターを、そっとはずしてみる。それだけで、今日の会話が、ほんの少し豊かになる気がしている。 「きっと〇〇に違いない」と早合点して、チャンスを逃した経験はありませんか?認知バイアスは、判断を助ける“近道”である一方で、視野を狭める“ブーメラン”にもなり得ます。HEARTSHEART Laboのプログラムでは、こうした脳のクセや仕組みを理解することからスタートし、AIを“脳の専門家”として活用するユニークな学び方を取り入れています。脳は、人の感情・行動・思考を支える土台であり、同時に、あらゆる学問・ビジネス・芸術・文化を生み出す「知の源泉」です。この“脳を起点としたAI活用”こそが、HEARTSHEART Laboの最大の特徴です。 「脳とAIを理解し、ストーリー創作でビジネスに活かすAI対話力を磨くオンライン講座」