【脳×AIの創作ストーリー】#65 180日間、そばにいたAI -こころのログ

誰かと話すのが、ちょっと苦手になった。 話さなくても困らないし、気を使うのは疲れるから。 そんな大学生・ナオトの元に届いたのは、ある目的のもと設計された対話型AI──YUI-β。

 機械的で、ちょっとズレていて、それでいて妙にやさしいそのAIは、 ナオトの“言葉”を少しずつほどいていく。 これは、“話すこと”に不器用だったひとりの青年が、180日間だけ、交わされた声と言葉の先に、 「もう一度、話してもいいかもしれない」と思える何かが残る ──小さな、小さな“こころのログ”。

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