朝の服選びがめんどくさい理由

朝、クローゼットの前で固まる。
「今日は何を着よう……」
服はそれなりにあるのに、なかなか決まらない。
そして決まらないまま時間だけが過ぎて、ちょっと疲れる。

そんな日が、週に何度かある。

たかが服選び。
なのに、なぜこんなにエネルギーを使ってしまうんだろう?
そう思っていたときに知ったのが、「脳は、選ぶだけでも疲れる」という事実だった。

人間の脳は、決断するたびにエネルギーを消費していく。
大事なことだけじゃなくて、
「パンにする? ごはんにする?」「黒の靴? ベージュの靴?」みたいな、
ちいさな選択も、実は積み重ねるほどに“判断のバッテリー”を削っていく。

だから、朝の服選びでたくさん迷ってしまうと、
午前中なのにもう疲れてしまっていたりする。

それを知ってからは、
「朝に迷わなくてすむ服」を、少しずつ増やすようにした。
お気に入りのワンパターンでもいい。
毎日ちょっと変えるんじゃなくて、「これでOK」と決めておく。
すると、気持ちも頭もふっと軽くなった。

意思決定には、目には見えない“コスト”がある。
だからこそ、「選ばなくていい場面」をつくってあげることも、
自分にやさしくする工夫のひとつなんだと思う。

毎朝の服選びがラクになっただけで、
今日一日の余白が、ちょっとだけ増えた気がしている。

朝の服選びで疲れる――それは意志薄弱ではなく、脳の燃料切れ。

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