ことばの力は、人とつながる力。

「ことばをたくさん覚えさせれば、頭がよくなる」

かつての私は、そう思っていた時期がありました。

確かに、語彙は大切です。でも――ことばは、ただの“知識”じゃない。
それは、人と心を通わせるための“橋”なのです。

子どもが「うれしい」「こわい」「いやだった」と言えるようになると、
その瞬間、世界はぐっと広がります。自分の気持ちが言えるから、人に理解される。

相手の気持ちを知ろうとするから、優しくなれる。

この“ことばの力”を支えているのが、脳の社会的な回路です。

前頭前野、ミラーニューロン、島皮質(共感や感情処理)……
ことばは脳の「人とつながるための部位」と一緒に育っていくのです。

だから私は、子どもと話すとき、こう心がけています。「何を言わせるか」ではなく、
「どんな気持ちがそこにあるか」を一緒に見つける会話をすること。

絵本を読んだあと、「どう思った?」
ケンカしたあと、「どんな気持ちだった?」

そのひと言の積み重ねが、
ことばを“通じる力”へと育ててくれるのです。

子どもの口から出ることばは、
心の奥にある世界を、外に出すための小さな手紙。その声に耳を澄ませることが、
親にできるいちばんの応援かもしれません。

ことばは、ただ覚えるものではなく、「心をつなぐ道具」。

その本質は、大人になっても変わりません。
むしろ社会に出れば出るほど――「伝える力」「汲み取る力」「対話する力」が問われる場面は増えていきます。

では、どうすれば人の心を動かす“ことば”を使えるようになるのでしょうか?

そのヒントは、脳のしくみを知り、AIの時代に合った対話力を育てることにあります。
「感情」「共感」「想像力」――そうした力を、ストーリーを通じて磨いていく。

そんな、新しい学びの場をご用意しました。

\くわしくはこちらからご覧ください/

上部へスクロール