TODOリストに「終わった!」の快感

最近、手帳のすみっこに小さなTODOリストを書くようになった。
「洗濯する」「返信する」「資料を読む」——どれも地味なタスクばかり。
でも、不思議とそのリストに✔(チェック)を入れた瞬間、
「よしっ!」と声が出るくらい、なんだかうれしい。

終わったはずなのに、やる気がむくむく湧いてくる。
「次は……あ、あれも片づけちゃおうかな」
そうやって、小さな達成感が次の行動を引っぱってくれる。

これってまさに、脳の「報酬系(ドーパミン系)」の働き。
がんばったあとに、脳内でドーパミンという物質が分泌されると、
「うまくいった!」「もっとやりたい!」という前向きな気持ちが生まれる。
達成感や楽しさが「次へのやる気」につながっていく、脳のごほうびループだ。

しかもこのドーパミン、
“結果”だけじゃなく、“予感”でも出るらしい。
「終わったらスッキリしそう」「終わった自分を想像してワクワク」——
そうやって、ちょっとした期待を抱くだけでも、脳はエンジンをかけてくれる。

だから私は、TODOリストに「✔」をつけるたび、
脳の中の小さな花火が「ぱちん」と弾けてる気がしている。

やる気は、いつも大きなことから生まれるわけじゃない。
「終わった!」の気持ちを、ひとつずつ積み重ねていくこと。
それが、今日をちょっと前向きに進めるための、いちばん身近な魔法なのかもしれない。

「やる気がないのではなく、スイッチの入れ方を知らないだけかもしれない」
これは、子どもに限らず、大人にも当てはまる――脳からの大切なメッセージです。

行動を続けるには、“自分の中の納得”が必要。
そして、それを後押ししてくれるのが、脳内で働くドーパミンという物質です。
脳のしくみを知ることで、モチベーションの源を理解し、自分の力で“やる気”を引き出す方法が見えてきます。

だからこそ、私たち自身が脳のはたらきを理解することが、
思考や行動に柔軟さと選択肢をもたらしてくれるのです。

そしてAI時代の今、AIそのものが人間の脳をモデルに学習し、
人に合わせて応答や判断をするフェーズに突入しています。

自分の脳を理解し、その“拡張機能”である生成AIの特性を知ったうえで、
自らのテーマに沿ってストーリーを創作するという実践は、
これからの時代を生き抜くための、知的な土台となります。

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