スーパーでどれ買うか迷いすぎて疲れた日

夕方のスーパーで、私は立ち尽くしていた。
「このヨーグルト、3個で○円……」
「でもこっちは、1個あたりだと安い……けど味は……」
脳内で小さな計算と比較を繰り返しながら、
気づけば10分以上、冷蔵コーナーの前でにらめっこしていた。

ようやく決めて、レジを済ませて、帰宅。
「は〜〜〜……」と座り込んで、思わずため息。
夕飯づくりに取りかかる気力が、なぜかゼロになっていた。

その日わかったのは、
「選ぶ」という行為は、想像以上に脳を疲れさせるということ。

人間の脳は、決断をするたびに少しずつエネルギーを消費している。
しかも、それが些細なことであっても、量が多くなるほど
“判断する力”が削られていってしまう。

朝からいくつものタスクをこなし、
メールの返信、予定の調整、次の行動の選択……
そのうえで夕方に「どのヨーグルトが正解か」まで真剣に考えていたら、
そりゃあ疲れて当然だった。

それ以来、私はちょっとだけルールを決めた。
「疲れているときは、迷わず“いつものやつ”」
スーパーでは思考よりリズム優先。
判断力を使う場面は、なるべく昼までに。

“節約”も大事だけど、“決断エネルギー”の節約も、
意外と心と体のバランスを保つカギかもしれない。

今では、スーパーでの判断に悩んだとき、
私はこう自分に言っている。
「それ、もう今日は考えなくていいよ」 と。

朝の服選びで疲れる――それは意志薄弱ではなく、脳の燃料切れ。

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