「私、うっかりミスが多いタイプだから」って思ってたけど…

「私って、うっかりミスが多いタイプなんだよね」
そう言うのが、いつの間にか口ぐせになっていた。

提出物に日付を書き忘れたり、メールの添付を忘れたり。
何度かそんなことが続いただけなのに、
「またやっちゃった」「私って、やっぱり…」と、勝手にレッテルを貼っていた

でもある日、ふと同僚の送ったメールにも添付ファイルがついていなかった。
「あ、あの人でもこういうことあるんだ」
そう思った瞬間、少し肩の力が抜けた。

私だけじゃなかった。
たまたま自分のミスばかり目について、
他の人の“同じようなこと”には、気づいていなかっただけかもしれない。

これって、脳の「認知バイアス」の一つ。
人は、自分が信じていることに合う情報ばかり集めてしまう傾向がある。
「私はうっかり者だ」と思い込んでいると、
そう見える出来事ばかりが目に入ってくる。

思い込みは、時に行動より先に、自分を決めつけてしまう。
でもそのことに気づけると、「それって本当かな?」と一歩引いて見られるようになる。

今はもう、「私はうっかりミスが多いタイプ」ではなく、
「たまに忘れることもあるけど、それって人間らしいよね」と言えるようになった。

脳はかしこく働くぶん、ちょっと思い込みやすい。
でも、その“くせ”をやさしく見つめ直すだけで、
自分とのつきあい方が、すこしずつ変わっていく。

「きっと〇〇に違いない」と早合点して、チャンスを逃した経験はありませんか?
認知バイアスは、判断を助ける“近道”である一方で、視野を狭める“ブーメラン”にもなり得ます。

HEARTSHEART Laboのプログラムでは、こうした脳のクセや仕組みを理解することからスタートし、
AIを“脳の専門家”として活用するユニークな学び方を取り入れています。

脳は、人の感情・行動・思考を支える土台であり、
同時に、あらゆる学問・ビジネス・芸術・文化を生み出す「知の源泉」です。

この“脳を起点としたAI活用”こそが、HEARTSHEART Laboの最大の特徴です。

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