江戸時代の本から考える

これは、文化6年(1809年)出版の礼儀作法の本です。

1809年といえば、ヨーロッパはナポレオン時代の最中。ナポレオンがジョセフィーヌと結婚した年です。この時代の将軍は徳川家斉(いえなり)。

この50−60年後には、明治維新という大変革が起きるとは、その時は誰も思わなかったんでしょうね。

ところで、私はこうした古文書をたくさん買い集めた時期があります。それは、高校生の頃に疑問に思った謎を解くためでした。なぜ、古文・漢文・現代文を勉強しなければならないのか?という疑問。そして、なぜ、今の日本語と昔の日本語は違うのか?という疑問。

神保町のかげろう文庫という古本屋に通って、たくさん古文書を買いました。

店主に勧められて、「くずし字用例辞典」を買いに近所の東京堂書店まで行きました。

たまたまですが、2ヶ月前に久々に、かげろう文庫に寄りました。店主はちょうどアメリカに仕入に行っているとのことでしたが、お店は昔と変わらずでした。

私の持っている古文書は、とある大手百貨店の研修の時に使ったことがあります。長い歴史を持つ百貨店でも、若い世代は、なかなか直感的に歴史を学ぶ機会はありませんから、面白いがられました。

古文書といえば、通常、博物館のガラスケースに入っていて、それを上から見るものですが、寝っ転がりながら読んでみたいという欲求もありました。手に触って、当時のひとが使った感触を感じることもできます。

もし、地方にいて、終活のお手伝い、祖母祖父の整理などをされる機会がありましたら、こうしたものがないかチェックしてみると良いかもしれません。そして、ぜひ歴史を感じてみると良いと思います。

子育て世代の方は、いい教材になることでしょう。

私の脳✖︎子育て講座では、オンラインで解説します。

 

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